僕らの光、君との時間
なにわ男子の紅一点として、笑顔と努力でグループを支えてきた彼女。
ある日、手足が思うように動かなくなり、歌も歌いづらくなる症状が現れる。
病院の診断は――プリオン病。
治療法はなく、少しずつ記憶や身体の機能を失っていくことが分かった。
メンバーたちは戸惑い、どう支えればいいか分からずにいた。
でも、りゅちぇだけは違った。
明るく振る舞いながらも、彼女の小さな変化を誰よりも敏感に感じ取り、
「俺がそばにおるから、大丈夫や」と静かに支え続ける。
ライブやリハーサルで笑顔を見せる彼女。
その背後では、メンバー全員が彼女の“居場所”を守ろうと奮闘する。
笑いあり、涙あり、過去の思い出が交錯する日々の中で、
りゅちぇは彼女への想いを少しずつ自覚していく。
最後のステージ。
彼女はもう歌えなくなっていたけれど、スクリーンに映る過去の笑顔と、
りゅちぇの心からの言葉が会場を包む。
「これからも、ずっと一緒やで」——
彼女の存在は、形を変えてもメンバーとファンの心に光を残す。
ー 3,584文字
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update 2026/03/09